ピートの行動は、数年前から落ち着きを見せ始め、今考えていることや、次にやりそうなことを容易に推察できるようになった。また、散歩後は、以前よりも長い休憩をとるようにもなった。
然しながら、全く衰えないのが食欲である。これは、ラブ全体に言えることらしく、ピートが特別に食欲旺盛な訳ではないらしい。
何しろラブの胃袋は、最大8ℓである。これは、人間の1.5~1.8ℓに比べ、異様にデカイ容積だと言える。
(ジャージー乳ヨーグルトのお裾分けを貰うピート)
ピートが1日に必要とするフードの量は、家内がフードに含まれるタンパク質の含有量に、年齢、体重、季節を加味し、計算によって決定している。
これで日々必要な栄養摂取量は、数値的には申し分ないだろう。しかしこれは、カロリーベースの算出法であり、8ℓの胃袋を満足させるには程遠い量なのではないだろうか。
ラブの食べ物に対する異常なまでの行動は、大袈裟に言えば、この量的な飢餓状態によって引起されるのかも知れない。
(食卓のイチゴを覗き込むピート。さて、見張りを怠るとどうなるか)
どうも生物の食に対する欲求行動は、人間を含め、栄養を量でカバーするように出来ているようだ。換言すれば、自然界にそんな効率のよい食物なんて存在しないのである。要するに、ペットフードという食の形態は、宇宙食と同じだと思われる。願わくば、栄養と量のバランスを考慮した良質なフードの出現に期待したい。
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